御祓について
日本古来の神道の行法である『禊』について語ります。(入門編)
古事記のなかで伊邪那伎乃命が黄泉の国より戻り、穢れを祓うために禊をしたのが初めてで、以来我が国では、老若男女、身分を問わず現在まで続いています。
神道行法として、神官が実践し、山岳修験者の行法として、広く行われてきました。
そして禊を近代以降体系化し、埋もれていた行法を復活した人物が、『川面凡児大人』です。
川面の協力者でもあった明治神道界の重
鎮『今泉定助』翁が尽力の末、神社庁の正式行法として取り入れられました。
禊の要諦は、振魂と祓いにあります。
潜水前の祝詞奏上を如何に行うかがポイントです。
気が練れてくれば自然と肛門がしまって丹田に気が充満してきます。
そこで、雄叫びとともに潜水又は、水を被り、『祓戸大神』と言霊を唱えるこのとき上手くはまれば、身体の筋肉が緊張することなく禊ができます。
この状態の意識のなかで神霊に遭遇することもあります。この時色々な体験をしても決して口外してはなりません。
このときの体験や啓示や目にしたものは、所謂『秘め事』だからです!
禊は心身を甦らせ活性化しますが、その本質は神霊との遭遇することにつきます。
禊を続けることで、日常的に生ずる穢れを祓い、肉体と精神の再生をもたらすのです。
興味のあるかたは、是非こちらを参考にしてみてください。
稜威会ホームページ
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