怨みと呪い
『人を呪わば穴二つ』とは言ったもので、
呪いは、必ず返ってきます。
これを『返しの風』が吹く、と言います。
恐ろしきは、人間の持つ嫉妬心である。
『あいつのせいだとか』、『あいつが死ねばいいとか』、『末代まで祟るとか』、
『一族を根絶やしにしてやるだとか』人間の持っている創造力と欲望が嫉妬心と合わさったとき、強力な怨みの想念が発動します。
もうひとつのケースとして、自分に非がないのに疑いをかけられその地位を奪われたり、傷付けられたり、辱しめられたり、大切なものを失ったりしたときの怨みの想念は、その本人に一点のやましい心がないので後悔したり妥協する気がないため、相手を徹底的に破壊し滅ぼすまで続きます。
しかし、やはり怨みはそれが成就したときに『返しの風』が吹くため結果的には痛み分けとなるのです。
本当に相手を殺したければ、命をかければ呪詛は多分叶うでしょう。しかし、自分も死んでしまえばそれで終まいです。
そこで、古来より呪術を生業にしている者たちが存在しているのです。
その者達は、歴史の裏で暗躍し歴史の表には出てこないが、ルーズベルト大統領も呪詛で亡くなっています。
浅田真央ちゃんもキム・ヨナの呪詛で二回も金メダルを逃しています。
藤原の四兄弟の相次ぐ死亡など、数え上げたらきりがありません。
政治家や、ブラジルのプロサッカー選手は、呪術師を雇っていますし、今でも呪いは、大切な権力闘争の力の道具の一つなのです。
彼ら呪術師は、普段は人間社会に溶け込んで何ら普通の人たちと変わらない生活をしています。平凡な主婦やサラリーマンの仮面をかぶって!
よくテレビとか雑誌で耳にする霊能者とは違います。
実際にあんなに目立ってしまったら彼らはすでにこの世に存在していないでしょう。
何故なら、正体を曝せばたの術師から術をかけられたりして、お互いがお互いを呪いあって皆死んでしまいますから。
私は、知り合いの呪術師に聞いたことがあります。
あなた方は、呪詛を生業にしていても何故返しの風が吹かないのか?
笑ってこう答えました。
『自分は大丈夫!これを代々家業としているから!返しの風が吹かない工夫はすでにできているから』と
あなどれないですね!流石ですね本物は!